”Takes and Mistakes
Twelve Short Tales of Life,Language and Culture in Japan and America"
という本を読んだので感想を書いておきます。
著者
著者はKate Elwood(ケイト・エルウッド)さん。
NHKの「新基礎英語3」で連載していた『ケイトの日米比較』の中から、えりすぐりのエピソードを選んでこの本ができました。
洋書初心者向け
使われている英単語や構文自体はすごく簡単。
中学生でも、文法が分かっていれば読めると思います。
高校生ならけっこう読めるんじゃないかな。
本の帯にも書いてありますが、洋書デビューの1冊としては良いと思います。
本の最後には、英単語の日本語訳や、分かりにくい構文がそこではどういう意味で使われているのかなどを語注として載せています。
なので、中高と6年英語を勉強している人なら、語注を見ながらスラスラ読めると思います。
2時間もかからずに読めました。
内容がユニークで面白い
日本とアメリカの違いをケイトさんの失敗をもとに面白く書いています。
なんといってもケイトさんのキャラクターがイイですね!
この本だけでもすごい量のMistakeが紹介されているので、実際に外国に住むのは本当に大変なことなんだろうなと感じます。
失敗してもめげないどころか楽しんでさえいるケイトさんを尊敬したいですね。
印象に残ったのは、日本の昔話をケイトさんが初めて聞いた時の小話です。
桃太郎・かぐや姫・浦島太郎は日本人なら誰でも知っていますが、
小さい時から知らない人にとっては、よく分からない話なんだなと思いました。
①ケイトさんが桃太郎を読んで思ったこと
果物を食べる時は気をつけよう
②ケイトさんがかぐや姫から分かったこと
かぐや姫は日本で初めてのパラサイトシングル?
もし自分の娘が宇宙人だと思ったら、正しいかも!
③ケイトさんが浦島太郎から分かること?
「亀に優しくするな」という教訓であるとは思いたくない
大人になって初めて日本昔話を聞くとこういう反応になるんですね。
確かによく考えたら、
日本昔話というのは教訓が得られるものでもない不思議なお話が多いですよね。
まとめ
文法も簡単で洋書初心者にはおすすめ!
初心者以外には物足りないと思いますが、
読み物としてはさらっと読めるので息抜きに読んでみるのもいいと思います。
ではではー