英語勉強日記

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気になった英語について綴るブログ。洋画・海外ドラマ、英字新聞など。

wont to do とwon't do 似てるけど意味はまったく違う!

wont to do とwon't do

似ていますが、意味はまったく違います。

won'tの意味

won'tはwill notの短縮形です。

won't do = will not do
よく使う表現ですね。

では、wontはどういう意味でしょうか。

wontの意味

wontを使うのはやや古い表現で、文学的でもあります。

形容詞wontの場合

”be wont to do ~”で「~するのが常である」「決まって~をする」「~するのに慣れている」という意味があります。
文語的表現です。

英英辞書では

If someone is wont to do something, they often or regularly do it.

と書かれていて、英英辞書の方が分かりやすいですね。

例)

Ickes is wont to yawn in mid-conversation.

訳)アイクスは会話の途中で決まってあくびをする。

また、”as he was wont to say"で「彼がよく言っていたように」という表現もあります。

ちなみにですが、wontは形容詞なので ”I wont to do~”というような表現はできません。
”I wont to love you."という表現を見たことがありますが、これは”I won't love you."か”I want to love you."なんでしょうね。

won'tなのかwantなのかで意味は大違いですが。

名詞wontの場合

wont to doの形からは離れますが、ついでに紹介しておくと、
名詞wontの場合は ”as is your wont”という形でも使われます。

意味は「例によって」「いつもの癖で」。

例)

Paul woke early, as was his wont.

訳)ポールはいつもの癖で早く起きた。

someone's wont to~という形もあります。

例)It is her wont to take a walk every morning.
訳)毎朝散歩をするのが彼女の日課だ。


こちらも文語です。

まとめ

wontはあまり見かける単語ではありませんが、洋書を読んでいたりしたら稀に出会うこともあります。

覚えておくべき単語とは言えませんが、面白いかなと思って取り上げてみました。