英語を勉強するなら、やっぱり英語を話せるようになりたいですよね?
英会話の勉強なら、オンライン英会話や英会話教室に行くのが一般的とされていますが、
・英会話教室に行かずに英会話を自力でマスターしたい
・英会話教室に行く前に、恥をかきたくないから少しは英語は話せるようになりたい
・外国人相手だと緊張してしまう
・なるべく安く英会話を勉強したい
・外国人に話しかけられた時にこたえられるようになりたい
・海外旅行に行くから英語で受け答えができるように勉強しておきたい
など、まずは自力でお手軽に英会話を勉強したいという方もいらっしゃいますね。
そんな方におすすめなのが、英会話を独学で勉強できる参考書・教材です。
時間や場所を選ばずに、自分のペースでいつでも勉強できます。
そこで、英会話を独学で勉強できる参考書から、参考書を使った勉強方法、英会話を勉強するうえでの大事なポイントなどを合わせて紹介します。
- まずは英語を軽く復習
- 瞬間英作文で英会話の基礎トレーニング
- 瞬間英作文で大事なポイント
- 難しい単語・表現は使わない
- 言い換えの表現をストックする
- 発音がヘタでも大丈夫
- インプットしたらアウトプット 日本人相手でもOK
- まとめ
まずは英語を軽く復習
基礎的な知識に自信がないという方、社会人だけど英語の勉強をやり直したいという方は、英会話の勉強をする前に、中学校レベルの英語をさらっと復習しておきましょう。
昔勉強したことを思い出す程度でいいので、難しく考えず、さらっと読んでみましょう。
こちらの参考書がしっかり復習できるのでおすすめです。
英文法の参考書もほしいという方には大人気のこちらがおすすめです。
瞬間英作文で英会話の基礎トレーニング
瞬間英作文とは、日本語を見てその日本語を瞬時に英語にするトレーニングのことです。
英会話の際には、日本語を英語にするまで「う~ん」と考え込んでいるヒマはないので、瞬時に英語で表現できるようになるまで鍛えます。
おすすめの参考書がこちらの2つ。
〇どんどん話すための瞬間英作文トレーニング
〇絵で見てパッと言う英会話トレーニング
どちらもシリーズになっています。
それぞれの特徴や使い方を解説していきます。
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング
これまでなかった画期的な英作文が勉強できる教材。
シリーズ1作目がこちらの参考書。CD付きです。
初心者の方はまずはこの参考書からスタートしましょう。
中学1年生レベル、中学2年生レベル、中学3年生レベルと三段階にレベル分けされており、最初は本当に簡単な短文からスタートし、そこから少し難易度があがっていきます。
まずは簡単な日本語の文が提示されます。
それを見て、英語でどう言うのか自分で考えます。
その後答え合わせを行い、音読して、今度は何も見ないで暗唱してみます。
CDがあるので発音は逐一チェックしていきましょう。
基本的にはこのサイクルの繰り返しです。
①日本語を見て英作文
⇩
②答え合わせ
⇩
③音読し、暗唱
⇩
①~③を繰り返す
このサイクルを何回も何回も繰り返し行います。
そうすることで、日本語を見ると何も考えなくてもパッと瞬間的に英語が口から出てくるようになります。
このレベルまで来ると、この参考書は卒業です。
簡単な英語で話せることが実感できると思います。
このシリーズはめちゃくちゃ簡単な短文からスタートし、徐々にレパートリーを増やしていくので、どこかでつまづいて挫折するということはありません。
この本を何周か繰り返せば、必ず瞬間英作文ができるようになります。
このシリーズを使って勉強してみて、できなかったというのはありえないです(もしできなかったという人がいれば、勉強していない証拠)。
答え合わせの英文例を見てみると分かりますが、使われているのは本当に簡単な英文ばかりで、難しい単語、難しい表現はまったく使っていません。
英作文のもとになる日本語も簡単で短い文章ばかりです。
しかし、簡単な日本語から簡単な英文に英訳するのが、意外と難しいんですよね。
実際にやってみると、単語は思いつくけど文章にするのが難しいと感じる人が多いのではないでしょうか。
まずはこのシリーズで勉強することで、瞬間英作文とはどんなものなのか、瞬間英作文がどれほど英会話に効き目があるのか、実感できると思います。
アプリもあるので、使ってみたい方はどうぞ。


どんどん話すための瞬間英作文トレーニングのシリーズの2作目、3作目がこちら。
大人気シリーズのため、おかわり版まで登場しています。
絵で見てパッと言う英会話トレーニング
こちらの参考書は、さきほどの瞬間英作文トレーニング本よりも幅広い分野を網羅していて、より実践的でよりリアルな英文が勉強できるというのが特徴です。
日常生活から仕事のシーンの英語まで載っている基礎編と、海外旅行先での英語などが載っている海外旅行編があります。
瞬間英作文が基礎トレーニングだとすると、こちらは、リアルなシュチュエーションでとっさの一言を英語で言う訓練になります。
日本にいて外国人と接する際のとっさの一言、海外旅行先でのとっさの一言など。
たとえば
「日本を楽しんでいってくださいね!」
「すみません、そこは私の席だと思うのですが・・」
など、まさにとっさの一言を瞬間英作文できるように鍛えます。
案外こういう表現って英語でどう言うのかパッと出てこないんですよね。
使い方は瞬間英作文トレーニング本と似ています。
まずはイラスト付きで日本語が提示されます(どういうシュチュエーションか分かりやすくするため)。
その日本語を英語でどう言うのか考えます(英作文)。
そして答え合わせを行います(CDが付いているので発音を確認)。
このサイクルを繰り返します。
この本を何周もして、パッと英語が出てくるようになるまで続けます。
すると、本の中で紹介しているようなシュチュエーションになったとき、何も考えなくてもパッと英語が口から出てくるようになります。
海外旅行編はこちらからどうぞ。
こちらもアプリ(iPhone・iPad用)が出ているので、よかったら使ってみてください。


瞬間英作文の鍛え方
パッと日本語を見て、自分が知っている知識の中で、どういう構造の英文がしっくりくるのかを考えて、必要であれば単語をいれかえてみると、だいたい言いたいことは言えるようになります。
まずは「瞬間英作文トレーニング」を最初から最後まで読んで、瞬間英作文を実際にやってみてください。
そして簡単な文章なら瞬間英作文できるようになったら、「絵で見てパッと言う英会話トレーニング基礎編」にトライしてみてください。
ここで、なかなか英語にするのが難しいなと感じる方には、「同時通訳が頭の中で一瞬でやっている英訳術リプロセシング」という本が英訳する過程をとても詳しく解説しているのでおすすめです。
こちらの記事でも紹介しています。
「英訳術リプロセシング」では、日本語→英語にムリに訳そうとするのではなく、日本語→英訳しやすい日本語→英語という英訳プロセスを経て英語にします。
具体的な方法を学ぶことで、瞬間英作文がはるかにやりやすくなります。
瞬間英作文で大事なポイント
まず覚えるべきは、英文の構造です。
その次に動詞、名詞です。
パズルのようにいれかえていくことで、自分の中で話せる英語が増えていきます。
分かりやすいように解説していきます。
まず英文の構造ですが、たとえば「〇〇していいですか?」と言いたい場合は
”Can I 〇〇?”が基本構造の文の1つです。そして〇〇に入る動詞を入れ替えると、この基本となる文だけで、何通りもの英語をしゃべれることになります。
「〇〇したいです」と言いたい場合は
”I want to 〇〇”や”I'd like to 〇〇”が基本構造です。
〇〇の部分の動詞を入れ替えることで、「~したい」という表現は言えるようになります。
初心者向けなのでここではとても簡単な例を挙げましたが、英作文は英借文だと言われるように、ある程度の構造を頭に入れておくことで、単語や節・句を入れ替えると、だいたい言いたいことは言えるようになります。
動詞・名詞のレパートリーを増やすことで、喋れる英文が徐々に増えていきます。
そのため、英会話を勉強するなら、使えるなと思う基本構造の文や、動詞・名詞をインプットしていくと効果的です。
難しい単語・表現は使わない
英語が話せると聞くと、難しい表現を喋れるようなイメージがありませんか?
じつは英語を話すときは、できるだけ簡単な単語・表現を使う方がいいんです。
ネイティブスピーカーの方たちなんかは、母国語ですから難しい単語や表現も好んで使います。
しかし、英語話者の割合はネイティブスピーカーより第二外国語として英語を使う人の方が多いんです。
そのため、ネイティブスピーカー以外は相手への配慮(英語レベルは人それぞれなので)という意味もあり、日常会話はできるだけ簡単な英語で話す人が多いです。
私の外国人の知り合いは第二外国語として英語を話す人ばかりだったので、みんな簡単な英語表現を使っていました。
よく言われているように、基本的には中学校の英語レベルです(ただしイディオムや単語などは中学校レベルでは厳しい)。
英語で話す際は、できるだけ簡単な英語、シンプルな英語にする方がいいと覚えておくといいですよ。
実際にシンプルで簡単な英語が使われているなと実感できるのがこの本「海外ドラマはたった350単語でできている」です。
初心者向けの本ですが、読んでみると、こんなに簡単な英語でいいの?!とびっくりすると思います。
言い換えの表現をストックする
よくあるのが、あることを言いたいときに、1つの表現しか知らないことです。
1つの言い方しか知らないので、それが相手に通じなかったときに途端に会話がストップしてしまいます。
そこで大事になるのが、複数の言い方をストックしておくこと。
先に準備して頭に入れておくということです。
たとえ発音がヘタで通じなかったとしても、言い換えの表現をいくつもストックしていれば、焦ることなく別の表現を使って自分の言いたいことを表現できるので安心ですよ。
発音がヘタでも大丈夫
やはり第二外国語として英語を勉強している身としては、発音はネイティブスピーカーに劣ります。
しかし、発音がヘタでも心配する必要はほとんどありません。
もちろん、最低限自分の中で区別をつける必要はあります。
RやL、TとTHなど、母国語によって発音は変化しますが、その人の中で明確な区別がされていれば、聞いている側は混同することはありません。
聞いているうちにその人の発音にすぐに慣れます。
そのため、発音がヘタだと気にする前に、ちゃんと区別をつけて発音できるようにしましょう。
話を戻しますが、発音がヘタでも大丈夫だと言う理由は、さきほども説明したように言い換えの表現をストックしているからです。
第二外国語として英語を話す外国人の方には、お世辞にも発音が上手とは言い難い人も中にはいます。
しかし、発音がヘタでも相手に通じればいいですし、通じなければ別の表現を使うので、気にしている人は少ない気がします(留学生なんかは発音もすごく鍛えて洗練されているので、社会人などですが)。
これから単語や表現を覚えていくなら、同じ意味の違う単語(同義語・類義語)や、単語の意味を文章で説明できるように、言い換えの表現をストックしておくと安心ですよ。
どうしても発音が気になる場合は、iPhoneユーザーの人ならSiriを使いましょう。
スマホの言語設定を英語にしておくと、Siriに英語で話しかけると答えてくれます。
単語1つを言うだけでも、正しい発音で言えればその単語が表示されますし、間違った発音なら、どういう風に聞こえたのかが表示されます。
AndroidならGoogleアシスタントが使えるようなので、Siri同様、発音矯正のために使ってみてはいかがでしょうか。
インプットしたらアウトプット 日本人相手でもOK
インプットしたらアウトプットをしていかないと、なかなか記憶と言うのは定着しません。
英会話の勉強ですから、アウトプットはやはり英会話の練習相手が必要になります。
しかし英会話の練習相手というのは、やはり英語が話せる人や外国人じゃないとダメなのかというと、そんなことはありません。
日本人相手でもいいんです。
もちろん、英語がよく分からない日本人を相手に英語を話すと、その表現は間違っているだの、こういう言い方の方が良いだのというアドバイスはもらえません。
しかし、学んだことをアウトプットして記憶を定着させようという場合でしたら、英語がよく分からない日本人相手でもOKです。
実際に口に出して人に向かって話すことで、その時の記憶が残ります。
相手がどんな反応をしたのか、その時どんな会話だったのか、そういう諸々のことが記憶をより強く印象付けます。
ためしに、あなたの家族や友人相手に勉強した英語で話しかけてみてください。
相手がどんな反応でも、この英語を話したときはこんな反応だったな~という記憶が残り、話した英語フレーズを忘れなくなります(スルーされると厳しいですが(^_^;))。
相手がいない人は、一人妄想英会話をおすすめします。
まず、あるシュチュエーションを考えます。
たとえば海外旅行に行くため、飛行機に一人で乗っています。
そこで喉が渇いたのでCAさんに、ペットボトルのお水をもらいたいとします。
その場合、あなたとCAさんの間にどんな会話が想像できますか?
そしてその会話を英語にして、一人二役で英会話を実際にやってみてください。
やってみると案外楽しいです(笑)
この一人妄想英会話は、モンゴルから日本の高校に留学して日本語がペラペラだった女の子に教えてもらいました。
いろんなシュチュエーションを妄想することで、日本語を話す能力がメキメキと上達したそうです。
まとめ
参考書やアプリを使って独学で英会話を勉強する方法を長々と紹介しましたが、いかがでしたか?
私が英語を勉強していて大事だなと感じたポイントや、英語を話す上で必要となる点などをまとめました。
また、実際に外国人と話した時に感じたことや、日本人が気にしすぎていることなども書いてみました。
英語を話せるようになりたいという夢を夢で終わらせず、トレーニングを積んで夢を叶えましょう!