和文英訳の参考書は山ほどありますが、その中でもこの1冊だけは絶対知っておいて損はない、という1冊を紹介します。
それがこの『英文表現力を豊かにする 例解 和文英訳教本』です!
和文英訳教本について
この参考書はシリーズもので、文法矯正編(表紙が赤)、自由英作文編(緑)、公式運用編(青)の3冊があります。
3冊も目を通すなんて面倒くさい!という方は、
文法矯正編だけでもごらんになってください。
オススメする理由① 文法の深い知識
まずお勧めする理由として一番に挙げたいのが、文法に対する知識の深さ!
英文法の本は何冊か持っていますが、「文法書ってなんだったっけ?」と思うくらい、この本には情報が詰まっています。
英文法の本には書いていないことがもう、盛り沢山!
はじめてこの本を読んだ時は、「こんな本がほしかったんだー!!」と感動したくらいです。
かゆいところに手が届くような解説が素晴らしいです。
英語学習者が「なぜ?」「どうしてこうなるの?」と疑問に思うような箇所を主に網羅してあります。
英訳するときって、なんとなくで訳してしまうことがあると思うんですが、この本はその”なんとなく”を許しません。
「なぜ?」を非常に分かりやすく解説してくれています。
たとえばですが、現在形を”半永久形”と言っているのは納得です。
英語学習者ならぜひ読んでいただきたい一冊です。
英文法の本より役に立ちます。
オススメする理由② 元になる和文と英訳文が載っている
この本では、英訳するもとになる日本語文と、英訳後の英文が載っています。
英訳するのってかなり難しいんですよね。
冠詞や、単数・複数形、文章の順序だったりとネイティブスピーカーではない限り、これらを正確に訳すのはかなり骨が折れます。
こうきたらこうなる!という明確なルールに従ってくれたらいいんですが、例外が多数存在するので、ルールだけを忠実に守っても、正解とは限りません。
また慣用的にどう使われているのかも調べる必要がありますし、前置詞などは感覚的なことも含まれるので、非ネイティブにはけっこう厳しいです。
この本では英訳する文章がまず初めに登場するので、自分で英訳してみて答え合わせをするというスタイルがいちばん合っていると思います。
英訳するプロセスの中で自分はどう考えたからその英文になったのか、正確に英訳するためにはどう考えるべきなのか、自分で添削できます。
日本人が間違えやすそうな箇所が重点的に解説されています。
答えを見て、「なんでこの英文になったんだろう?」と疑問に思うところはほぼ全て網羅されています。
すばらしい!
疑問が残らないのでストレスがありません。
まとめ
『例解 和文英訳教本』は読んでみて絶対損のない一冊です。
和文英訳の勉強以外でも、英文法の勉強がしたいという方にもオススメです。
文法矯正編(赤)
自由英作文編(緑)
公式運用編(青)